新型フィット・ハイブリッド(FIT4)の取扱説明書から読み取れる事

まだ試乗車には乗れていないが、公式サイトから取扱説明書をダウンロードできるので、そこから読み取れる進化をまとめてみた。

 

<操作系>

●シフトレバーが普通のストレート型になった!!!!

すばらしい。旧型のジョイスティック型は、インジケーターを見ないとギア位置が分からないので危険極まりなかった。(高齢者がプリウスで事故る原因の何割かはこのジョイスティンク・シフトだと思う。トヨタも同じ事を考えたのか、新型ヤリスで普通のストレートシフトに戻している。)

●エアコンもタッチパネルからツマミに戻った。これでやっと「見ずに温度調整ができる」ようになる。

●第二世代までのフィットが備えていた「ドアロック連動給油口」が復活したっぽい。これはドアロックを解除すると外から給油口を開けられるというもので、ガソリンスタンドでの一手間が無くなるスグレモノ。

●通信機能付き純正ナビ装着車だけかも知れないが、天井に緊急通報ボタンが付いている。煽り運転などで役立ちそうな装備。

 

<カスタマイズ系>

●あのウザいワンタッチ・ターンシグナル(レバーをちょんと触っただけで3秒館ウインカーが点滅する機能)をOFFできるようになった。すげー嬉しい。鬱陶しかったんだもん。

●インテリアライト(キーON/OFFした時しばらくルームランプが点いている時間)を60秒・30秒・15秒に切替

●オートハイビーム ON/OFF 設定可。アダプティブLEDアレイじゃないのに自動化する意味がわからんので当然常時OFFだろう。

●解錠してしばらくドアを開けなかったら「押し間違いじゃね?」と判断して再びロックしてくれるまでの時間=30秒~90秒で調整可

●ホンダセンシング名物、カメラで読み取った道路標識をメーター内に表示してくれる機能の中に「速度標識を読み取って速度超過してたら点滅」というのがあるんだけど、これも ON/OFFできるようだ

●前のクルマが走り出したらポーンと音が鳴るやつは継続採用。これめっちゃ便利

●メーター内にある時計(いわゆるクルマの時計)だが、カーナビがあれば不要なので表示をOFFできる。これはいい。狂った時計は精神衛生上よくない。ちなみに純正カーナビを装着すると、車体側の時計はナビ時刻=人工衛星から送られてくる誤差1万分の1秒の時計と連動するのぜ絶対に狂わないんだけどね

 

<細かいこと>

●ルームランプがLED or 白熱灯、シャークアンテナ or マイクロホイップなど細かい仕様の違いがある。ハイブリッドは(実質的に電気自動車なので)ほぼLED化されているが、ガソリンモデルはそうでもないので注意。

●センターコンソールに充電用USB端子が2個(前席からも後席からも使えて便利)。2.5AあるからiPadでもOK。

●Qiワイヤレス充電機はダイソーで買えば数百円なのに、純正品は2万円もする。ラジオに影響しない充電周波数に調整できたりするようだ・・・が、幾ら何でも高い。

●電動パーキングブレーキなので、アクセルを踏んで正しく走り始めれば自動的にパーキングブレーキは解除される。さらに言うと「走行中も強制的にパーキングブレーキを効かせる」事も出来るようだ。実際にアメリカで運転手が気を失い助手席からパーキングブレーキを引いて緊急停止し助かった事件があったが、要は運転手以外でも操作可能なブレーキはこれだけなので必要なのだろう。ちなみにレバーの時と同じく「無理やり引き続けるとブレーキがかかる」仕組み。うっかり間違って操作する心配は無さそうである。